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実燃費の測り方|カタログ値との差はなぜ出るか

満タン法による実燃費の測り方と、WLTCモードのカタログ燃費との差が生まれる理由を解説します。維持費の計算精度を上げるための基礎知識です。

最終更新 2026-08

満タン法の手順

もっとも確実なのは満タン法です。手順は単純で、給油口いっぱいまで入れてトリップメーターをゼロにし、次の給油でまた満タンにしたときの走行距離を給油量で割ります。

ポイントは毎回同じ止め方をすることです。オートストップで止めるなら毎回それに統一します。手動で足すと給油量がばらつき、燃費の値も揺れます。

1回では判断しない

1回の測定には給油量の誤差、走行条件の偏りが乗ります。3〜5回分を合計し、総走行距離を総給油量で割ると安定した値が出ます。

季節による差も無視できません。冬はエンジンが温まるまでの燃費が悪く、夏はエアコンの負荷がかかります。年間の維持費を計算するなら、通年の平均を使うのが妥当です。

カタログ燃費との差はなぜ出るか

WLTCモードは市街地・郊外・高速道路の3条件を組み合わせた国際的な試験法で、以前のJC08モードより実態に近いとされます。それでも実燃費との差は残ります。

試験は決められた条件下で行われるため、エアコンの使用、乗車人数、荷物の重量、渋滞、短距離走行の繰り返しといった要素は反映されません。とくに短距離の移動が多い使い方では、エンジンが温まる前に目的地に着くため燃費が伸びにくくなります。

測った値を維持費の計算に使う

実燃費が分かると、年間の燃料費を正確に見積もれます。カタログ値で計算していた場合、実際の支出とは年間1〜2万円ずれることもあります。

計算してみる

よくある質問

実燃費はどうやって測りますか?
満タン法が確実です。満タンに給油してトリップメーターをリセットし、次に満タン給油したときの走行距離を給油量で割ります。1回だけでは誤差が出るため、数回の平均を取ると精度が上がります。
カタログ燃費と実燃費はどれくらい違いますか?
WLTCモードの値に対して1〜2割低くなることが多いとされます。市街地走行が中心、短距離の移動が多い、エアコンを常用するといった条件では、さらに差が開きます。
車載燃費計の値は使えますか?
目安にはなりますが、実際より良い値を示す傾向があるとされます。維持費を正確に見積もりたい場合は満タン法で測った値を使うほうが確実です。